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2004年8月16日 (月)

フアン・バルデス-コロンビアのコーヒー事情

 東京穀物市況調査会のサイトに「コロンビアが国内コーヒー不足で余儀なく輸入」 というロイターの記事の翻訳が載っている。コーヒー生産高世界第3位のコロンビアがニューヨーク市場で国内向けに15万袋(一袋60キログラム)を買い 取ったらしい。生産国が国内消費用に買い取るというのは如何にも奇異に感じるが、記事によると過剰降雨が原因で2年連続の生産高減少で国内焙煎業者向けの コーヒー豆が不足してきたことということらしいが、国内には輸出用として130万袋あるという。新しい豆を最低価格となった国際価格での売るのは得策では ないという考え。生産国は国内消費に力を入れているということなのだろうか。  コロンビアといえばフアン・バルデスおじさんのロゴマークで知られている。日本でもフアン・バルデスとともにエメラルドマウンテンという豆で販売されて いる。このフアン・バルデスはなかなか有名らしい。中米のコスタリカもコーヒーの産地として有名だが、国内では「フアン・バルデスも飲んでいるコスタリカ コーヒー」というステッカーを作って、ちゃっかりと自国のコーヒーを売り込んでいるという記事をある雑誌で読んだし、昨日いった中華ファミリーレストラン 「バーミアン」のコーヒーカップは「フアン・バルデス」のロゴ入りだった。  京成上野駅には100%コロンビアコーヒーを使ったエメラルドマウンテン・カフェ(経 営はアートコーヒー)の一号店が7月にオープンした。また、国内の消費拡大と同時にアメリカでのカフェ出店も積極的。フアンバルデス・カフェを手始めにワ シントンとニューヨークにそしておそらくアジアで最初の国として日本に展開するらしい。缶コーヒーのジョージアのエメラルド・マウンテンもある。このあた りのことは東京穀物市況調査会の「コロンビア:コーヒー販売促進を強化」に詳しい。コロンビアコーヒー生産者組合のがんばりといったところだろうか。別な視点でこのコロンビア生産者組合を取り上げた記事は全日本コーヒー協会の海外情報にある。「コーヒー産業最大のNGO」 という記事。  コロンビアといえば、アメリカが気にするのはコカイン。コーヒー価格が低迷していることから、コカインの栽培に手を染める農家が出てくる。テロ組織の資 金源となるのでほおっておけない。実はコーヒー価格低迷の問題(コーヒー危機)は、テロの問題とも関連している。アメリカが1992年に脱退して機能不全 に陥っているICO(国際コーヒー機構)へのアメリカの再加入が目下の関係者の関心事。最低取引価格をなんとか定め、品質の維持を図りたいICO理事国と WTOとの関係で自由貿易を主張するアメリカの水面下の交渉が続いているようだ。再加入の動きの深層には南米のコカイン栽培問題があることは間違いない。

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